外壁塗装の目安は10年目前後。 マメなチェックで早めの処置が大事!

外壁の劣化が
人の体をもむしばむ!?

外壁は、紫外線や風雨、気温の変化、排気ガスなどの外的要因によって、時間をかけて徐々に傷んできます。その傷みは、外観の印象を損ねるだけではありません。もっと大切な…、無視できないことが外壁の内部や家の中で起こっているのです。

それは何か?

外壁のヒビなどによって、雨水が家の中に入り込んでしまったらどうでしょう。内部の木材や鉄骨材が傷むのはもちろんのこと、内壁との間にカビが生えてきます。それは家の寿命を縮めるだけでなく、人の体にも悪影響を与え、家族の健康をおびやかすことにもなるのです。

カビの胞子が人体に入ると、アレルギー性鼻炎や喘息を引き起こすだけでなく、肺などにも影響を及ぼし、大病になる可能性もあります。

建物の正面だけ見て「キレイだから大丈夫」と安心してはいけません。一見、傷みがなさそうでも、家の側面や裏側に回ってみてください。湿気のたまりやすい場所、逆に日差しが当たりすぎる場所などでは、早く傷んでしまっているケースもあります。

外壁に目に見える亀裂や異様に膨らんだ箇所があるのは、雨漏りなど、建物内部の老朽化が進んでいる可能性大なのです。

外壁の劣化阻止!
ここをチェック!

上記のような状態になる前に、外壁に傷みがないかチェックを行いましょう。

そこで外壁のチェックポイントをまとめました。

□継ぎ目にヒビや隙間はありませんか?
□外壁自体にヒビが入っていませんか?
□膨らんだ箇所はありませんか?
□外壁を指でこすると白っぽい汚れがつきませんか?
□赤いサビが発生していませんか?
□コケや藻、カビが発生していませんか?

モルタルの壁にヒビ割れが見られ、サイディングのシーリング(つなぎ目に使われているゴムのような素材)が劣化していたら、雨水が浸入し、内部が腐食しているかもしれません。

白っぽい汚れがつくという状態は「チョーキング」といい、塗膜の表面がなくなった症状です。焼き物系のサイディングやモルタルが使われている外壁で発生します。

赤いサビは金属系のサイディングを用いている場合に発生。発見したときには腐食が進んでいるかもしれません。

コケや藻、カビも、塗装を剥がし、外壁の劣化を進める要因となります。

外壁のリフォームは、目安として10年前後といわれています。家の健康を守り、寿命を延ばすか否かも握る外壁ですから、これらのチェックは怠ることなく行いましょう。「早めに見つけ、早めに処置」が大切です。

もう一度おさらい。
あなたの家の外壁はどう劣化する?

ここで一度、外壁の種類とその特徴、劣化の仕方をおさらいしておきましょう。あなたの家の外壁はどれでしょうか?

サイディング

板状に成形した外壁で、細かく分けると窯業系サイディング、金属系サイディング、木質系サイディング、樹脂系サイディングの4種類があります。板張り風やレンガ風など、加工でさまざまなデザインが可能。ヒビ割れやチョーキングなど、劣化度合いが軽ければリフォームは塗装で済ませられます。

モルタル

材料はセメントと砂。それを水で練り混ぜたものがモルタルです。耐火性があり、仕上げ方によって様々な表情を出せますが、経年劣化でヒビ割れが発生しやすいのがデメリットです。サイディングに張り替えることもできますが、塗り替えが一般的です。

タイル

タイルは耐火性、耐候性、耐水性に優れます。素材自体の劣化はないのでメンテナンスフリーといえますが、タイルの接着状態がよくない場合は、浮いてしまい剥がれ落ちることがあります。目地にコーキング材を使用している場合も、メンテナンスが必要です。初期の施工費はかかるタイル張りの外壁ですが、メンテナンス費は抑えられます。

サイディングやモルタルの外壁をリフォームする場合、いちばん多いのは「塗装」となります。詳しくは、「外壁の塗装工事はどうやるの?」でお話ししましょう。

サイディング

 

タイル

 
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