壁紙をリフォームして空間のイメージを一新しよう!

部屋の雰囲気をガラリと変えたいという場合、有効なのが壁紙のリフォームです。壁面は面積が広いので、その壁紙を変えるだけで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。しかし、だからこそ注意すべき点も数多くあります。ここでは、壁紙リフォームのポイントと費用などをご案内します(ちなみに、壁紙はいわゆる「クロス」のことを指していますが、昔から慣用的にクロスも壁紙と呼ばれているため、ここでは基本的には「壁紙」の表現を使います)。

壁紙リフォームがもたらす効果

部屋の中でもっとも広い面積を占めていることが多い壁は、空間の雰囲気を決定づけるため、上手にリフォームすることでさまざまな効果を得ることができます。

1つは雰囲気の一新。古びて黄ばんだような壁紙をすべて張り替えるだけで空間がよみがえったように若返ります。2つ目は視覚効果です。白い壁紙にすると広く見え、幾何学模様などの壁紙も同じ模様がずっと続くような錯覚を与えることで広く見せることができます。3つ目は色の効果です。赤系なら暖かく感じ、青系なら涼しく感じます。また青は集中力を高める色として知られており、それらを上手に使いこなすことでさまざまな空間をつくり出すことができます。

大きく3つに分けられる壁紙

壁紙は大きく、「ビニールクロス」「紙クロス」「織物クロス」の3つに分かれます。このほかにガラス繊維や金属箔などでできた「無機質壁紙」、珪藻土を混ぜた「珪藻土壁紙」などもあります。

壁紙でもっとも多く使われるのがビニールクロスです。主にポリ塩化ビニール樹脂でできており、安く手に入り、色や柄も豊富です。最近は消臭効果、防カビ効果、抗菌効果、防汚効果、耐摩耗効果、消臭効果のものも出ています。ビニールでできているので水拭きもできて手入れも簡単です。

紙クロスは一般的に、主にパルプを原料とした紙にエンボス加工やプリント加工がされ、表面は樹脂加工によって撥水コーティングが施されています。デザインや色の種類も豊富で、値段は高くなりますが和紙でできた紙クロスもあります。

ビニールクロスとの違いは紙ならではの素材感で、味わいのある空間を演出することができます。しかし、表面にコーティングされているタイプでも水や油などには弱いため水拭きはできません。

織物クロスは麻や綿、シルク、ポリエステル、レーヨンなどでできたもので、その素材感がビニールクロス、紙クロスよりもすぐれているのが特徴です。土壁などの自然素材と同じように吸放湿性があり、自然素材なのでアレルギーの人にもやさしい壁紙です。ただ、自然素材なのでシミがそのまま残りやすいこと、また伸縮性があるので、施工に高い技術を要します。

壁紙リフォームでよくある失敗

壁紙は面積が大きい分、家の雰囲気に与える影響が非常に大きくなります。そのため、思わぬ失敗を招いてしまうことがあります。

その代表的なものが、エアコン、スイッチ、照明器具、窓枠などが古臭く見えてしまうことです。壁紙はきれいなのに、要所要所に古いものがあることでアンバランスさが目についてしまうのです。

こうした事態を防ぐためには古いものを新しくすることですが、張替え工事のあとにするとコストが高くなってしまうため、できれば壁紙の張替え時に同時に替えたり新しく塗り直したりという作業を進めましょう。

また、無難な色を選びすぎて、張替え前とイメージがほとんど変わらなかった、というのもよくあるパターンです。逆に、冒険して思い切った柄や色のものに替えたら、落ち着かない空間になってしまった、というのもよくあります。

壁紙の上手な張替え方

では壁紙はどのような基準で選ぶべきなのでしょうか。

まず、天井と壁の色の関係を見ましょう。開放感のある空間にしたいという場合は、天井と壁の色を同じ無地の白系などにするとグンと広がりが感じられます。

天井の色合いを壁より濃くするとシックな雰囲気になります。逆に天井のほうを明るい色にすると抜けた空のような感じになって明るくなります。

壁紙は白を選ぶ人が多いのですが、白だけだと単調になりやすいため、一部の壁面だけを柄や色のある壁にするだけで空間が引き立ちます。

また、狭い部屋に大きな柄の壁紙を張ると狭く見え、広い部屋に小さな柄だと柄が小さくなって目障りになることがあるので、狭い部屋には小さな柄、大きい部屋は大きな柄にしましょう。

日当たりが悪くて寒い部屋には、暖色系の色合いにしたり、逆に暑くなる部屋は寒色系の色にするなども1つです。

なお、壁紙はサンプルを見て決めますが、サンプルは小さいので、実際に壁に張るとイメージと違うことが多々あります。見え方の傾向としては、白いものは大きくするとより色が白く見え、黒いものはより黒く見えます。そのため、例えば薄いベージュっぽい色を希望する場合は、イメージしている色よりも少し濃い目のベージュを選んだほうが思った色になりやすくなります。

壁紙の価格と業者の選び方

壁紙は種類とグレードによって価格が変わります。工事費込みで、もっとも安いビニールクロスなら平米800~1,100円、グレードの高いビニールクロスで1,000~1,800円、通常の紙クロスが1,700~2,500円、高級な和紙を使うと1万円を超えます。織物クロスはレーヨンであれば1,500円くらいからあります。

これとは別に、廃材処分費が一式で1,000~2,000円ほどかかり、ピアノなどの重い家具を移動させると数千円の作業料が発生します。

ちなみに単位は「m」と「平米」があり、壁紙は90cmであることが多いので、1m=0.9平米になる点に注意してください。

業者は内装業者専門店のほうが安心ですが、スイッチや窓枠なども一緒に替えたい方は、工務店に頼むほうがよいでしょう。なお、実際に電話をかけてみてその応対で雰囲気をつかむのも方法です。

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