お風呂のリフォームを成功に導くポイントはコレだ

お風呂では湯船につかったりシャワーを浴びたりして水を多く使う場所なので、どうしてもカビなどが発生しやすくなります。また、身体を洗う場所でもあるため、汚れもつきやすいところです。そのため、よくリフォームが行われる箇所でもありますが、お風呂のリフォームはどういう選択をするかによっても価格がピンからキリまで変わり、事前の知識習得が欠かせません。そこでここでは、お風呂のリフォームを成功に導くためのポイントをお伝えします。

お風呂の種類は大きく2つだけ

五右衛門風呂、ヒノキ風呂など、「お風呂」というとさまざまなタイプがあると思われがちですが、実はお風呂は大きく分けるとたった2種類しかありません。「ユニットバス」と「在来工法」です。
ユニットバスとは、メーカーが工場で浴槽、天井、壁、床などをつくり、現場でそれを組み立てるタイプのものです。家でいうとプレハブ住宅のようなものです。メリットは工期も短くて済むので価格が安くなることと、防水性が高いことです。
一方、在来工法はいわばオーダーメイドのお風呂です。それこそ五右衛門風呂、ヒノキ風呂など好きなスタイルに仕上げることができるのが最大のメリットですが、その分費用もかさんでしまいます。
ユニットバスは主にホテルやマンションなどの集合住宅で採用されてきましたが、戸建住宅は30年ほど前までは在来工法が主流でした。しかし、価格の安さや施工のしやすさから今では戸建住宅でもユニットバスが主流になり、全住宅の90%以上はユニットバスといわれています。
ちなみに、ユニットバスと在来工法を合わせた「ハーフユニットバス」というものもありますが、取り扱っているメーカーが少ないの現状です。

ユニットバスを新しいユニットバスに替える

お風呂のリフォームでもっとも多いのが、古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するケースです。費用的には一番安く済むリフォームです。
基本的な流れは、既存のユニットバスを撤去し、そこに新しいユニットバスを組み立てていくという作業で、工期は早ければ1日で、かかっても2日もあれば工事は終わるので、手軽にリフォームすることができます。
このリフォームの場合、ほとんどは既存のお風呂と同じサイズのユニットバスを選ぶことになります。ちなみに、ユニットバスは大きく0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪のサイズがあり、同じ0.75坪でも、浴室内寸で「1,200×1,600mm」「1,200×1,700mm」「1,300×1,700mm」など、いくつかのサイズに分かれています。
同じ寸法のユニットバスを入れ替えるだけなら、工事費込みで50~100万円といったところです。しかし、お風呂を従来より広くしたい、あるいは別の場所に移動したいという場合は、壁を撤去したりしなければならず、さらに給排水管工事、電気とガスの工事も必要になるため、かなり高額になってしまいます。

在来工法をユニットバスに替える

お風呂のリフォームで次に多いのが、在来工法からユニットバスに替えるケースです。このリフォームでもっとも問題になるのが「水漏れ」です。
ユニットバスは防水性が高いので水漏れの心配はほとんどありませんが、在来工法も防水加工をしてはいるものの、ユニットバスほど防水性が高くないため、水漏れによって土台や柱などが傷んでいることがあり、追加の費用が発生してしまうことがあります。家の強度に大きな影響を及ぼす場合は大がかりなリフォームになることもあり、リフォーム費用がいくらになるかは、正直ふたを開けてみないとわからない面があります。
土台などの痛みもなく、お風呂の大きさがちょうとユニットバスの規格サイズにぴったりと合っていれば、100万円以下で済むこともあります。お風呂のサイズが合っていない場合や痛みがあると追加工事が発生し、お風呂の形次第では、ユニットバスの規格サイズと合わず、ユニットバスを入れられないケースもあります。

在来工法から在来工法へのリフォーム

在来工法から在来工法へのリフォームは、オーダーメイドだったものをまたオーダーメイドでつくり直すため、どこをどこまでいじるかも自由なので、金額はピンキリになります。ユニットバスに替えるのと違い、浴槽だけを替えることもでき、場合によっては50万円以下に抑えることもできます。
一方で、好きなようにいじることができるので、全面ガラス張りや足が伸ばせる広い浴槽を入れるなどすると、300万円ほどかかることもあります。
壁、天井、床、浴槽の設置など、それぞれ工事が必要になるので、日数も1~3週間ほどかかります。ただし、この世に1つしかないオリジナルのお風呂をつくることができるのは、このリフォームならではの醍醐味です。

高齢者がいる世帯は、介護保険の補助制度と各自治体の補助金も考えよう

お風呂のリフォームは内容によって、介護保険のリフォームの補助制度を利用できる場合があります。条件は、「要支援1~2」「要介護1~5」の介護認定を受けていること。そのうえで、「手すりの取り付け」「床の段差解消」「引き戸などへの扉の取り替え」の工事であれば、20万円までの9割を介護保険の補助制度でまかなうことができ、自己負担額は1割だけで済みます。
ちなみに、介護保険以外でも、各自治体で高齢者に使いやすいリフォームをする場合に補助金を出すところもあり、対象となる可能性のある人は、一度自分の住む自治体に確認しておきましょう。