リフォームで失敗しないための施工業者の選び方・5つのポイント

皆さんはリフォームをするとき、どのようにして施工業者を選びますか?
蛇口の交換などの簡単な工事は別にして、リフォームは最低でも10万円ぐらいはかかります。決して安い買い物ではありませんので、失敗したくはありませんよね。
ましてや、数年前には「リフォーム詐欺」もニュースで話題になりましたので、依頼した施工業者がきちんと工事をしてくれるのかどうかもとても心配です。
そんな不安を払拭するため、リフォーム業者の選び方について、失敗しないためのポイントをまとめてみました。

インターネット上の一括見積りだけで業者を選ばない

今やインターネットの普及で、相見積りを簡単に依頼できて、比較することができる時代です。場合によっては顔を1回も見ないまま契約まで進められてしまう便利な時代です。そうなると、つい見積金額の安い順に選びがちですが、実はそこに落とし穴があります。
リフォーム工事は、本来、図面だけでは正確な見積りは出せません。なぜなら、リフォームは下地や構造の状態、搬入経路や足場スペースなど、さまざまな要因が施工費に関わってくるからです。

たとえばクロスの張り替えだけでも、下地のボードが割れていたりヒビが入っていたりすれば、ボードの張り替え工事が必要になります。外壁や屋根の塗り替えも、素材の劣化が激しくボロボロだった場合は、屋根材や壁材の補修や張り替えてからでないと、どんなに高性能な塗料を塗ってもその効果を発揮できません。

つまり、リフォームは綿密な現場調査を経てからでないと、正確な見積りは出せません。そのため、インターネット上での見積りは概算に過ぎないのです。
安く見積もって契約しておいて、あとから付帯工事で価格を吊り上げていく戦略をとっている業者もいますので、見積りはあくまでも「目安」として捉えるのが正解です。逆に、他社と比べてあまりにも激安な見積りを出してくる業者、概算で大きな値引きを入れてくる業者には、疑いを持っておいたほうがよいかもしれません。

見積り内容での不明点は、必ず質問をしてクリアに

綿密な現場調査を経て、複数社からの見積りが出そろったら、いよいよ比較です。ここで注目したいポイントは、「どの業者がどれだけ安いか」ではなく、平米単価や材料単価などの共通項目で比較すること。そして、ほかの業者にはない項目を見つけることです。
そのうえで、「なぜ平米単価が他社より安いのか」「なぜこの工事が入っていないのか」など、出された見積書でわからない部分や疑問に思う部分があれば、どんなに細かいことでも必ず聞いて、何が違うのかを明確にしましょう。

大幅に値引きをする業者は、選ばないのが◎

見積り比較でもう1つ注意したいのは、「値引き」です。実は業界の内側から見ると、施工費に大きな差はありません。仕入れ値(掛け率)も人工代(日当)も、そして施工費に載せる利益率も、業者間でさほど違いがないためです。これは、会社規模の大小を問わず、ほぼ同じです。
そのため価格に違いが出ているなら、材料のグレードを勝手に下げるか、職人の質を下げるか、手抜き工事の疑いがあります。たとえば職人がアルバイトだったり、外壁塗装で下地処理や補修をしなかったり。これなら確実に、価格を下げることができます。

こうした事態を避けるには、やはり大幅な値引きをする施工業者を排除することが必要です。「モニター価格で」「近所で使う足場を使い回せるから」「キャンペーン中で」といったセリフには、要注意です。特にリフォームの営業は凄腕ばかりなので、うまい営業トークに流されないように心がけましょう。なお端数をそろえる値引き程度なら、問題ないでしょう。

話をとことん聞いてくれる、実績のある業者を選ぶ

突き詰めれば、同じ工事内容ならどの業者も価格はほぼ同じ。つまり、こちらの予算内に納めたいのであれば、一部の工事をあきらめたり、素材のグレードを下げたりすることは避けられません。こうした要望にとことん付き合ってくれて、代案を一緒に考えてくれる業者なら、安心できます。

またこうした代案も、経験や実績が豊富にある業者なら、より良い提案をしてくれる可能性が高まります。経験豊富な業者は各メーカーの商品傾向も熟知し、「ここまでグレードを下げると、▲▲▲で不具合が出やすい」といった情報を持っています。また施工後のお客様の感想から、「この部分は妥協すると不便という声が多い」といった、実体験にもとづく意見も聞けます。
こうした意見を聞けば、「ウチならここは妥協できる」というポイントがわかりますので、より納得のいくリフォームになる可能性も高まります。

万全のアフターメンテナンス・補償体制の業者を選ぶ

最後に注目したいのは、メンテナンスや補償です。住まいはどんなに注意深く施工しても、外的要因などもあって不具合が発生してしまう可能性はゼロではありません。そんなときに安心できるのが、補償です。依頼したい施工業者に、どんな補償があるのか、よく確認しておきましょう。
また住まいのトラブルは、たいてい急にやってくるものです。そんなときにすぐに駆けつけてくれる、近場の施工業者を選んでおくというのも、有力な選択肢の1つです。